2023年も残すところ数時間ですが、オタクから要望があったので2005年楽曲10選を世に放ちます。2023年ではなく2005年です。
若林さんが2005年楽曲10選を書いてくれると聞いたので楽しみにしています
— えんがわ (@pine_nm) 2023年12月30日
前置き
あまり他に出会ったことがないのだけど、2004~2008年頃にCD売上のオタクをやっていました。
「何それ?」と思う方もいるかもしれないけど、オリコンのシングルランキングを毎日追いかけたり、2ちゃんねるのCD売上速報スレにCD売上を予想するみたいなことをひたすらやっていました。余計に「何それ?」と言われるかもしれない。
当時、実家で音楽チャンネルスペースシャワーTVを契約していて、週間売上TOP50をMV付きで見ることができるというCD売上オタクとしてはとても恵まれた環境だった。
スペースシャワーTVの売上集計はオリコン準拠じゃなかったり集計期間も違う~みたいなことも早口で語りたいけど長くなるのでまたの機会に。
あとは黒歴史的な感じだけど、こんな感じで自分の好きな楽曲を売上に換算してチャート化したものをExcelに一生まとめていたので供養。
恐ろしいことに、この歳になると恥ずかしいという感情が薄れてくるのでなんでもできてしまうのである。
当時、ホリコンチャートという自作チャートをネット上に公開しているパイオニア的な方いてそれを参考にしていたのを思い出して涙してる。調べてみたら最近まで活動を続けられていたらしい。SNSもあるようなので、感謝の意をお伝えしにいきたい。
前置きが長くなったけど、特に思い入れのあるのが2004~2005年なので今回はオタクさんのpostにもある2005年を対象とします。
CDチャート的にはORANGE RANGEが無双していた時代ですね。
ちなみに当時は特にアニメのオタクくんだった訳ではない(田舎者なのでそもそも放送されていなかった)(今もアニメのオタクくんではない)ので、アニソンに絞った内容ではないです。
それでは。リリース順です。
- To All Tha Dreamers / SOUL'd OUT
- 南風 / レミオロメン
- ネオメロドラマティック / ポルノグラフィティ
- OVER / HIGH and MIGHTY COLOR
- ダイヤモンドヴァージン / Janne Da Arc
- Link / L'Arc〜en〜Ciel
- 色っぽい じれったい / モーニング娘。
- flower / 倖田來未
- きみの て / Every Little Thing
- Growing of my heart / 倉木麻衣
To All Tha Dreamers / SOUL'd OUT
発売日:2005年1月1日
作詞:Diggy-MO・Bro.Hi / 作曲:Diggy-MO・Shinnosuke / 編曲:Shinnosuke
自分の人生でもTOP10に入るかどうかというくらい好きな楽曲かもしれない。
サウンドも歌詞もMVもタイアップも全てが好き過ぎる。受験勉強そっちのけで録画したMVを何度も巻き戻して歌詞を暗記していた中三の冬を思い出してア アラララァ ア アァ。
「焼きたて!!ジャぱん」ED主題歌で、アフロの松代健が一生爆踊りしている映像が印象的だけど、前述の通り田舎者だったのでアニメは当時見れなかったんだよな。とは言え、少年サンデーに育てられたオタク(ジャンプはいちご100%とプリティフェイスだけ真剣に読んでいた)なので「焼きたて!!ジャぱん」が大好きだし、実はこのブログの名前でもある「わかばベーカリー」の命名にも影響を与えていたりする。梓川月乃たむ、萌えだね。
MVの撮影場所が横浜港 大さん橋なのだけど、数年後にZONE//ALONEのMVの撮影場所が同じ場所だったり、Trackmaster(担当パート名がカッコ良過ぎるだろ…)のShinnosukeが後にZAQとユニット組んだり、なにかとその後の自分の人生にも関与している。
人生は繋がりの連続であるということを教えてくれた楽曲でもある。
南風 / レミオロメン
発売日:2005年2月9日
作詞:藤巻亮太 / 作編曲:レミオロメン / ストリングスアレンジ:小林武史、四家卯大
同年11月に「粉雪」で大ブレイクする前のレミオ。
同年には「モラトリアム」「蒼の世界」「粉雪」とSingleだけで4枚もリリースがあったけど、個人的には「南風」が一番好きだった。
翌月リリースのAlbum「ether」がマジモンの名盤で、同時期リリースのaiko「夢の中のまっすぐな道」(宇宙一良いAlbum)と合わせて永遠にリピートしていた。どれくらい名盤かというと、愛・地球博に向かう道中の父の車で車内BGMの主導権を奪って再生するくらいである。今思うとこれが初めてのDJだったのかもしれない。
MVで「どう見てもあなたがドラムでしょ?」みたいな見た目のベース(偏見)がぴょんぴょん跳ねているのがとても良いですね 。
ネオメロドラマティック / ポルノグラフィティ
発売日:2005年3月2日
作詞:新藤晴一 / 作編曲:ak.homma
「この楽曲のイントロを歌いたい」2005年の部、堂々の第1位。
ダイハツのCMソングであり、2005年の年明けの瞬間にCMが放送解禁された。
そのため、CDTV年越しライブで年越し一発目にaikoがその年の干支のぬいぐるみを客席にばら撒く恒例行事を行っている間にも頭の片隅に「早くネオメロドラマティックが聴きたい」という想いがあり、aikoのパフォーマンスに集中できなかった記憶が今でもたまに蘇る。
歌詞が独特の言い回しであり、学年成績トップで後に東大に進学した友人が「"ボイルした時計の皮むき"って何?」と言っていたのを鮮明に覚えている。全国トップレベルの学力をもってしても、中学生には理解できない領域というものがあるらしい。
そういえば、高校受験の帰りにCD買ったなあと思い出して涙。
OVER / HIGH and MIGHTY COLOR
発売日:2005年4月20日
作詞・作曲・編曲:HIGH and MIGHTY COLOR
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のOP「PRIDE」でデビューした後の2nd Single。「PRIDE」も当然大好きなんだけど、何故だかこっちの方が好きだった。
Vocal:マーキーのface(当時スレでは持田香織様に似ていると言われていた)、重厚なバンドサウンド、謎ラップ、全部大好きだ………。
激強タイアップでデビュー曲がヒットした後だったので、2ndの売上がどうなるかめちゃくちゃ注目していたのだけど、残念ながら週間TOP10に入れず当時とても悲しかった。新譜が多く粒揃いの週で「STEP you / 浜崎あゆみ」「星のかがやきよ / ZARD」「全力少年 / スキマスイッチ」「春の歌 / スピッツ」辺りと同発だったので仕方ないのだけど。
ちなみに実家の自室には今でも2nd Album「傲音プログレッシヴ」のポスターが貼られている。故郷である北陸はひどく陰鬱な気候であり、日中でも全く日が差さないため未だに色褪せずに綺麗な状態を保っている。北陸は北欧である。
ダイヤモンドヴァージン / Janne Da Arc
発売日:2005年5月18日
作詞・作曲:yasu / 編曲:Janne Da Arc
「月光花」の後のリリース。
売れ線のドメジャー路線に進むのかと思ったらゴリゴリでなんだか安心した。
イントロのキーボードで達する。何もかもカッコ良過ぎる。以上。
ABCも好きだけど、キーボードの主張が激しいのが良いよなあ。
生演奏をもう聴くことが出来ない事実が悲し過ぎる。
Link / L'Arc〜en〜Ciel
発売日:2005年7月20日
作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Akira Nishihira
GLAY×EXILE「SCREAM」、サザンオールスターズ「BOHBO No.5」、BUMP OF CHIKEN「プラネタリウム」と同時発売の激戦週のリリース。
個人的に「このオリコンウィークリーランキングがすごい」を開催するならば、間違いなくTOP3にランクインするくらい歴史的な週で、毎日デイリー速報を開いては絶叫していた。(嫌な高校生活過ぎる)
少年ガンガンに歪まされたオタクなので、『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』の主題歌であることも好きな要素ではあるけど、シンプルに楽曲が良過ぎるんだよな。
最近オタクから聞いて知ったのだけど、MV撮影のバスケのシーンでkenが骨折してしまい、Mステ出演時には座って演奏していたらしい。(楽曲派トリビア)
色っぽい じれったい / モーニング娘。
発売日:2005年7月27日
作詞・作曲:つんく / 編曲:鈴木Daichi秀行
当時のメンバーは吉澤ひとみ、高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙、藤本美貴、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、久住小春。1~3期メンバーは全員卒業して4期もよっすぃーだけという時代。ラブだね………。
アイドルと言えばモーニング娘。の世代なので、誰もが知る国民的アイドルだった頃の楽曲ももちろん大好きなんだけど、自分が最も能動的に邦楽に触れていた時期だからというのもあってか、この時代のモーニング娘。が一番好きだ。
サビの歌詞にある"色っぽい ビスケット"って何?と思って調べてみたら、18年越しに回答を見つけて感動。
flower / 倖田來未
発売日:2005年8月10日
作詞:Yoshi / 作編曲:y@suo ohtani
「Butterfly」でブレイクした後のSingleなのにMVがなかったりする。
そのため、スペースシャワーTVで見ることも出来ず、受動的に耳にする機会も少なかったはずなのにめちゃくちゃ聴いていた。もしかすると当時の僕はギャルだったのかもしれない。
今タイアップを調べたら「小説『恋バナ』イメージソング」と書いてあって恥ずかしくなってきた。僕にもそんな時期があったんでしょうか。
個人的に倖田來未さんは「奇跡」「you」「Moon Crying」のようなスローテンポのバラードが歌唱力を堪能出来て好きです。(歌唱派アピールをしてお茶を濁す)
きみの て / Every Little Thing
発売日:2005年10月26日
作詞:持田香織 / 作曲:HIKARI / 編曲:HIKARI & Every Little Thing
ELTの2005年の唯一のSingle。
「UNTITLED 4 ballads (2002年)」「また あした (2003年)」「恋文/good night (2004年)」と例年複数A面曲の冬バラードSingleを年末にリリースしていたけど、この年はバラードであるものの通常形態でのリリース。
当時一番好きなアーティストはELTだったのだけど、この頃のもっちーはメディア出演時の歌声が辛そうで見ていて悲しかった。
自分自身、”五十嵐充様のTHE・avex全盛期的なサウンド×持田香織さんのクリアな歌声”のELTが大好きだったので、いろいろと思うところもあったのだけど、シンプルでストレートなバラードには今(当時)の歌声の方が合うのかもなと思わせてくれた内の一曲がこの「きみの て」だったりした。
ええ、良い曲だ…。
Growing of my heart / 倉木麻衣
発売日:2005年11月9日
作詞:倉木麻衣 / 作曲:大野愛果 / 編曲:葉山たけし
新品のCDを初めて買ったのが倉木麻衣のベスト「Wish You The Best (2004年)」というくらいには当時大好きだったのだけど、2005年のリリースは「Love,needing」「ダンシング」「P. S♡MY SUNSHINE」と正直パッとしない感じで来ていて、売上的にも右肩下がりだったので、内心かなりむむむとなっていた。好きなアーティストにはやはり売れていてほしいものである。
そんな中、この「Growing of my heart」は待ち侘びていた期間がどうでも良く感じるくらいドンピシャにハマるバチバチの楽曲(語彙力)で、それはもう涙が出るくらい喜んだ高1の秋。今では1年なんてあっという間かもしれないけど、当時の1年はとても長かった。
そしてその記憶を思い返してまた涙する33歳の年の瀬。本当に何をやっているんだ。
終わりに
書き終わったらガチで年の瀬になっていて、本当に何をやっていたんだ?と今なっています。
新しいものに触れることは大事ですが、皆さんもたまには過去を振り返ってみてはいかがでしょうか?
それでは、次は2004年楽曲10選でお会いしましょう。よいお年を!